オーストラリアへのサイバー攻撃について



オーストラリアのスコット・モリソン首相は19日、同国の政府や公的機関などが、国家による高度なサイバー攻撃を受けていると明らかにした。

モリソン氏によると、「政府全体」がサイバー攻撃を受けている。公共サービスを提供する機関や企業なども攻撃対象となっているという。

個人情報に関する深刻な被害は出ていないとした。

モリソン氏は、「規模と攻撃の性質、使われたスパイ技術から」、国家によるハッキングだと専門家が判断していると述べた。

サイバー情報活動の専門家らはしばらく前から、オーストラリアで起きたハッキングは中国と関連があるとしている。

彼らは中国について、ロシア、イラン、北朝鮮などと共に、こうした攻撃を仕掛ける能力をもち、オーストラリアとは同盟関係にない数少ない国の1つだと説明している。

オーストラリアでは昨年、主要政党や議会のコンピューターネットワークが「高度な技術をもつ国家」により「悪意ある侵入」を受けた。

ロイター通信は、オーストラリア情報機関が中国によるものとみていると報じた。豪政府はコメントを拒否した。

モリソン氏は18日、医療機関などの事業者に、サイバー攻撃に対する防御策を改善するよう要求。これまで多くのハッキングを当局が防いできたが、常に警戒することが大事だとした。

そして、「今日この問題を指摘するのは、国民の不安をあおるのが目的ではなく、注意を呼び起こすためだ」と述べた。

オーストラリア、国家によるサイバー攻撃被害 首相が発表

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